同店舗にストアDXを実現するテクノロジーを提供したのが株式会社ヘッドウォータース。音声だけで買い物ができるボイスコマースや自走型パーソナルロボットを活用したリモート接客など時代のニーズを満たすサービスを展開中だ。
ちなみに、ヘッドウォータースは2020年7月オープンの未来型無人化店舗「SECURE AI STORE LAB」にもテクノロジー提供しており、Techable(テッカブル)でも取り上げている。
実店舗から音声で買い物!
同店舗での注目のテクノロジーがボイスコマース型モバイルオーダーペイ。来店客は、実際に手にとって見た商品を購入する際、スマートフォンでAmazon AlexaアプリのAlexaスキル「AZLM CONNECTED STORE」を有効化し「アレクサ、コネクテッドストアを開いて」と話しかけるだけで、店舗に展示されている商品の説明を聞くことも、そのまま注文・決済を行うことも可能。
注文が完了すると店舗スタッフへの通知が発信され、登録住所に配送されるという流れだ。なお、リアル店舗とデジタル上で商品のタグナンバーを紐づけることで誤認識率を低減されているとのこと。
このシステムを導入したことで、来店客の音声による購入体験と荷物をもつ負担からの解放、さらにキャッシュレス決済によるフタッフの労力低減と来店客の利便性向上が期待できるだろう。
ちなみに、オープニング特典として発行されるクーポン(数量限定)と交換ができる引換券の発行も行っている。
遠隔操作&リモート接客
もうひとつ注目したいのが株式会社hapi-robo st提供の自走型パーソナルロボット「temi」の存在。同店舗内に複数台設置されている「temi」は、16のセンサーを駆使して障害物を自動回避しながら自律走行し、リアルタイムに顔を認識したり、ユーザーについていったり、おすすめ商品などの案内役を務めたりもできる。
また、対話型・⾳声操作に対応したスマートスピーカーを搭載しており、ビデオ通話などにも対応。これにより、遠隔地にいる店舗スタッフやメーカーの担当者が来店客に対し商品の説明をすることができる。
先述の通りAmazon Alexaアプリからも商品説明を聞くこともできるが、より詳しく知りたいときにはビデオ通話が役立ちそうだ。
なお、店頭スタッフが来店客の動きに合わせて「temi」を動かすこともできるとのこと。
コルレオーネとヘッドウォータースは、店舗運営を通して利用データの分析を行い、さらに利便性の高いスマートストアをオープンしていきたいとしている。また、ストアに誰でも出品が可能となるプラットフォーム開発、配送コストの低減施策、ストアアナリティクスを向上させるフルIoTストア化に注力していくとのことだ。
PR TIMES