今回、女性に特化したクラウドファンディングサイト、BYNAL WOMAN(バイナルウーマン)が始まったのをご存知だろうか?サイトからだけではなく、イベントも行って資金集めの場を提供している。
株式会社BYNAL広報部、部長中村 菜実(なかむら なみ)氏に話を聞いた。
Q、BYNAL WOMAN(バイナルウーマン)を始める事になったきっかけは何ですか?
「弊社代表は、10年程前からキャスティングやイベント企画などの仕事に携わってまいりました。延べ人数、数千人を超える女性たちをサポートしてきて、目標を持ち精力的に前に進んでいる多くの女性を間近で見てきました。
彼女たちはとてもパワフルで、とにかく圧倒されたそうです(笑)。 でも、どうしてか、夢半ばで諦めてしまう女性たちが多いのが気になりました。
彼女たちからの相談内容から、代表なりに理由を考えた結果、『活動資金の作り方の難しさ』『情報発信力やマーケティング力不足』『顧客の獲得方法』というのが彼女たちを諦めさせてしまう要因なのではという結論に達しました。
この問題をクリアでき更にインターネットの力、海外への展開力を組み合わせ、より実現性の高い、クラウド型の支援サイトという形で、この『BYNAL WOMAN』を立ち上げました。」
Q、他社では、アメリカのクラウドファンディングの大手Kickstarter、日本では規模が最大級といわれているCAMPFIREなどがあります。BYNAL WOMANが、他のクラウドファンディングサイトと決定的に違うところは、どこにあるのでしょうか?
「最大の強みは、女性に特化しているという点です。
多くの女性たちの悩みを生の声として聞いてきた経験を元に、女性が社会に進出する上で抱える問題を、他クラウドファンディングのようなネットの世界だけでなく、オンラインの「ネット」とオフラインの「リアル」の両方向からサービスを展開していきます。
また、親会社がシンガポールにあるため、日本だけでなく、シンガポールを中心に、世界各国へ情報を発信することができます。
シンガポールはアジアの中心を担う重要な都市で中東、ヨーロッパとの結びつきも強い都市の一つです。ビジネスを考える上で国際的な発展を求めているプレゼンターさんたちも多いのが現状ですので、彼女たちの一つのメリットにもなっています。」
Q、でも、一般的には国内外でも「クラウドファンディングでは大きな金額が集まらない」というマイナスイメージがありますよね?
「弊社ではクラウドファンディングが大きな金額が集まらない原因として二つの要因を考えております。一つは、国内の大きな成功例がまだ多くないということ。二つ目は、まだクラウドファンディングに支援する側として参加する方が多くないこと。
前者に関しては、BYNAL WOMANから大きな成功例を出すことで大きく変わっていくことになると確信しています。 単純に日本での認知度が高くないことも問題点の一つだと考えています。
まず日本ではBYNAL WOMANをたくさんの方に見て知って理解してもらえる機会を増やしていくことからはじめていきます。シンガポールを中心として日本女性の掲げるプロジェクトを世界の方に触れていただき、支援してもらい、さらに魅力的なプレゼンターやプロジェクトのリリースも続々予定しております。」
Q、今後のサービスの今後の方向性、予定は?
「WEBユーザー以外の方へのBYNAL WOMANへの認知度をあげるべく、ファッションショーなどとのコラボ企画、プロジェクト発案者の女性たちがリアルに発信できるようイベントの定期開催も予定しています。
BYNAL WOMANは、クラウドファンディングはもちろんですが、“日本の女性の夢をカタチにする” 環境を作ることに全力で取り組んでまいります。是非、より多くの夢を共にカタチにしましょう。」
『これからの日本がより元気になるためにも、日本の女性の活躍は必須』と言うBYNAL WOMAN社。やりたい事を実現できる環境作りに期待したい。
BYNAL WOMAN(バイナルウーマン)
(Writer: Saera Jin)