初号機に続いて2回目の打ち上げ
アクセルスペースは2015年から、多数の超小型衛星による次世代の地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」の構築を進めている。今回打ち上げられる4機の超小型衛星は同プラットフォームを構成するもので、2018年12月の初号機「GRUS-1A」に続いて2回目の打ち上げとなる。打ち上げ事業者はロシアのGK Launch Services社で、射場はカザフスタンのバイコヌール宇宙基地。4機の衛星はソユーズロケットに搭載されて打ち上げられる。
これまでアクセルスペースが開発してきた衛星は、一品生産の専用機が中心だった。そのため、今回のような複数機の同時製造は、同社にとって大きなチャレンジとなったようだ。
宇宙を「普通の場所」にするための取り組み
2008年設立のアクセルスペースが掲げるビジョンは「Space within Your Reach 〜宇宙を普通の場所に〜」というもの。同社は超小型衛星技術のパイオニアとして、宇宙データが当たり前のように用いられる世界の実現を目指している。今回の衛星打ち上げにより、前述の「AxelGlobe」は5機体制を実現。地球の高頻度な観測が可能になり、さまざまな分野で衛星データを活用できるようになるとのことだ。
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(文・早川あさひ)