それが、遠隔同時タグ付け機能「ライブコラボレーション」だ。これにより、ビデオカメラで撮影中の試合映像とゲーム分析の内容をスマートフォンやタブレットなどの端末にリアルタイムに共有することができる。
ライブタギングをリアルタイム配信
スポーツ映像分析においては、撮影した試合映像などから重要シーンをピックアップしたり、相手チームの傾向を把握したりする必要がある。従来、このような作業は一人ひとりの端末で行い、のちに共有するというのが一般的だった。しかし、「ライブコラボレーション」を活用すれば、撮影中のビデオカメラ映像をリアルタイムにiPadやiPhone、PCで見ながら、その場で重要なシーンなどにタグ付け(ライブタギング)でき、なおかつその情報をリアルタイムに全端末へ共有・配信できる。
共有できるのは重要シーンだけでなく、文字やゲームタイム、パスやシュートといったゲーム分析に必要な統計なども可能。
これにより、監督やコーチなどが注目したシーンや統計結果などを素早くシェアし、選手へのフィードバックや戦略の意思決定をサポートできるという。
端末ごとの操作やコミュニケーションも可能
「ライブコラボレーション」では、配信される試合映像を各端末ごとにストリーミング再生と録画保存が行われる。また、録画を継続しながら各端末で重要なシーンの検索や統計表示、視聴者全員のタグ情報の共有(スタッツ集計)、タイムシフト再生することも可能だ。
さらに、ほかの端末から共有されたタグ情報にコメントし、ライブコラボレーション参加者とコミュニケーションをとることもできるとのこと。
同機能は、アナリスト席などの離れた場所での撮影映像でも共有することができるため、試合の様子を俯瞰でとらえた映像を用いたフィードバックなどを実現する。
実際に「ライブコラボレーション」を活用しているフットサルチーム「バルドラール浦安 ラス・ボニータス」の茨木司朗 コーチは、「ピッチレベルだけでなく俯瞰でとらえた事実が手元で即座に確認できる効果」を実感するとともに「俯瞰映像を使っての話し合いは時間のロスも少なく、正確に行う事が出来ている」と感じているようだ。
PR TIMES