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Virgin Hyperloopが初の有人走行テストを米ネバダで実施、実用化へ向け大きく前進

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次世代交通とされるハイパーループを開発しているヴァージングループ傘下のVirgin Hyperloopは米国時間11月8日、人を乗せての試験走行を実施したと発表した。

真空に近いチューブの中をポッドが客を乗せて時速1200キロほどで駆け抜けるという未来的な技術の実用化へ向け大きく前進した。ハイパーループの開発を進める企業は世界にいくつかあるが、人を乗せての試験走行は世界初という。

2人乗りの新プロトタイプ使用

今回、Virgin Hyperloopの共同創業者で最高技術責任者のJosh Giegel氏と、顧客エクスペリエンス担当ディレクターのSara Luchian氏が搭乗した。使用したのはXP-2という新しいプロトタイプ。座席は2つのみと小型ながら、安全システムは商業化バージョンと同じだ。

試験走行はネバダ州の砂漠地帯にある同社の施設で行われ、2人が乗ったポッドの最高速度は時速172キロに達した。公開されたビデオを観ると、テストは極めてスムーズにいき、走行はあっという間に終わったようだ。

新幹線の数倍の速さ

ハイパーループが次世代交通と称される最大の理由の1つは、そのスピードだ。真空状態のチューブの中をポッドが浮いて走行し、最高速度は新幹線の数倍にもなる。理論上はロサンゼルス・サンフランシスコ間をものの30分で結ぶ。

また全て電動のため二酸化炭素を排出せず環境に優しいとされ、加えて地下を走行することから交通渋滞の緩和にも貢献すると期待されている。

ただし、完全に新しい技術であることから実現までにはまだ時間がかかる。Virgin Hyperloopは2025年までに安全認証を受け、2030年の商業展開を目指すとしている。

これは全てが順調にいった場合の見通しで、今後曲折も予想される。ただ、今回の有人テスト走行の成功はVirgin Hyperloopにとって、さらにはハイパーループという新しい交通システムにとって重要なマイルストーンといえる。

Virgin Hyperloop

(文・Mizoguchi)
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