ささえ合いをテーマにコミュニティを創出
日本の製造業を支える技術を持った数多くのメーカーが息づく「ものづくり」のまちとして知られている浜松市。これまでにも全国から優れたアイデアや技術力を持つ参加者を集め、事業創出、ベンチャー誘致、オープンイノベーションなどにつなげることを目的としてハッカソンを実施してきた。4回目となる今年度は11月28日、12月5日、12月12日の3日間に渡って開催。健康維持や疾病予防も含む「福祉・介護・医療」ジャンルの課題にフォーカスし、完全オンラインにて開催。ハッカソンでは、初日に課題当事者から実際に話を聞いたうえで、その課題を解決するアイデアを考え、初期ダーティプロトタイプを作り、アイデアのプレゼンテーションまでを実施する。
アフターフォローとして、そのアイデアを形にするまでのフォローアップイベントも実施し、一過性のハッカソンに終わらない「浜松市を通じて課題解決に関わるイノベーションコミュニティ」を参加者とともにつくることを目指していくという。
テーマは、福祉・介護・医療
今年は、浜松ウエルネス協議会の協力の下、「福祉・介護・医療」ジャンルの課題をフォーカス。特に、Covid-19感染が広がった2020年、誰にとっても「健康」や「ケア」は関心を払わざるを得ない問題となった。今回のハッカソンでは、「障害・疾病」を高齢者に特化した課題として捉えず、子ども・若者・働き盛りの人たちも無関係ではないものとし、さまざまな世代や環境におかれたすべての人にとっての健康維持や疾病予防についてテクノロジーを使っての解決方法を募集していくとしている。
ちなみに浜松市は、10月末に博報堂と連携し、デジタルの力を最大限に活用した生活者起点のまちづくりに取り組むことを目的とした連携協定を締結したことも発表。官民共創による持続可能な都市づくり、デジタル・スマートシティ政策を推進していくとしており、人とテクノロジーが相互発展していくデジタル・スマートシティの実現に向けた取り組みを実施していく。
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