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国内大学初! 東北大がスタートアップ宣言で起業家の育成をすすめる

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東北大学は「スタートアップ・ユニバーシティ宣言」を発表。国内の大学で初めてベンチャー企業の創出と起業家育成を目指したプログラムを進めることを明らかにした。

大学の研究成果を活用した起業支援

同プログラムは、ファンドを組成し、6県と新潟県の国立大発スタートアップに投資するほか、経営を担う人材を呼び込んで研究成果の社会実装を促すというもの。近年、新産業創出や地域活性化が求められる中で、社会変革の原動力となるスタートアップの創出とアントレプレナーシップ育成の重要性が増している背景を受け、東北大学が打ち出したプログラムだ。

同プログラムの取り組みのひとつは、経営者候補人材を確保。大学発ベンチャーの経営者候補人材を確保するため、東北大学版 EIR(Entrepreneur in Residence)制度を創設し、同学でアントレプレナーシップの育成やベンチャー支援業務に携わりながら、いわば「住み込み」で、同大学の研究成果を活用した起業を目指してもらうことが狙いだとしている。

ネットワークの構築にも

さらに、起業を目指す本学学生を支援するために、「東北大学アクセラファンド」を創設し、 事業化に必要な資金を提供。学生は資金提供と並行して、専門家によるメンタリングなど起業に向けたアクセラレーションプログラムを受けることが可能だ。

窓会組織である萩友会と連携し、東北大学スタートアップ・アルム ナイ(同窓会起業家クラブ)を組織化。東北大学スタートアップ・アルムナイ では、ソーシャルネットワーク(SNS)を活用することにより、同学発ベンチャーに興味のある卒業生との接点を増やし、支援者・経営者候補の裾野を広げることも計画のひとつとして打ち出されている。

また、起業支援に力を入れているのは東北大学だけでない。神戸大学と大阪工業大学も大学発のスタートアップの起業支援で連携することを9月に発表。両大学の研究者らの研究開発や技術の中からビジネスとして有望な案件を共同で見つけ出し、知的財産戦略やビジネスモデルの策定などで支援して起業につなげていくという。

東北大学

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