「シセイカルテ」は、2020年1月に「ベーシック版」を、2020年2月に「クイック版」のサービスを開始。以降、自社開発の強みを活かし、毎月の機能追加およびアップデートを実施してきた。
6月のアップデートでiPadに加えてiPhoneでも使用できるようになったことはTechable(テッカブル)でも取り上げている。
そしてこのたびもアップデートを実施。業界初となる「猫背の度合い」「骨盤の前後傾き」を測定可能な機能のほか、さまざまな機能がアップデートされた。
施術効果を可視化
「シセイカルテ」は、体の歪みを3D解析アルゴリズムで分析するシステム。整骨院や接骨院、フィットネスクラブなどにおいて施術効果を可視化するとともに、診断結果から未来姿勢を導き出したり最適なメニューを提案したりとリピーター獲得や顧客とのコミュニケーションに貢献するという。また、診断データが「シセイカルテ」に蓄積され、過去のデータとの比較がしやすいというメリットもある。
さらに、iPadやiPhoneを数回タップするだけというシンプルな操作法や、準備から解析完了までがわずか1分というスピード感も特徴だ。
そして、4月のアップデートでは新型コロナウイルスの影響を鑑み、リモートでの姿勢分析が可能となった。
「猫背度合い」「骨盤の傾き」を測定!
今回は、既存のAIアルゴリズムを人体解剖学にもとづいた独自のAI姿勢分析アルゴリズムへとアップデート。これにより、骨格推定ポイントの個数が大幅に増加し分析の幅が広がった。例えば、これまで腰回りの推定ポイントは3点(正面の場合)だったのに対し、アップデート後は5点に増えている。
この骨格推定ポイントの個数の増加により、「猫背の度合い」と「骨盤の前後傾き」の測定が可能となった。腰回り・首回りの骨格推定ポイントの自動検出は、これまで実現困難とされていた技術であり、これが業界初の技術となる。
また、「猫背の度合い」と「骨盤の前後傾き」の測定データから定量化・トラッキングしていくことでデータにもとづいた猫背や骨盤の傾きに対する施術の効果の確認ができるようになったとのことだ。
そのほか、こんな機能も……
そのほか、骨格推定ポイントの手動修正機能も追加された。従来、撮影環境などにより稀にAIが自動で付ける骨格推定ポイントにズレが生じることがあり、この場合は再撮影が必要だったが、今回のアップデートにより骨格推定ポイントを手動で修正できるようになったという。また、カルテに表示される「総評」「気になる点」「重心位置」「未来姿勢」といった説明がより現場目線の内容に修正されたようだ。
さらに、任意で顧客管理番号をユーザー情報として登録可能になった。これにより、店舗で管理している顧客情報とシセイカルテの情報を紐付けて管理することができるようだ。
以上のように今回は、業界初の機能からユーザーフレンドリーな機能、業務効率化を実現できそうな機能まで幅広くアップデートされている。
PR TIMES