結果、合計242件の提案のなかから18件を採択し、2020年11月26日に開催予定のDEMO DAY(発表会)にて、「スタートアップ大賞」および「優秀賞」を決定する見通しだ。
前回の大賞はCBcloud
「JR東日本スタートアッププログラム」は、ベンチャー企業などが提案したアイデアを駅・鉄道およびグループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスに反映させ、ブラッシュアップを経て実装していく取り組み。これまで合計63件の提案を採択し、実証実験などを経て実用化したサービスもあるという。
昨年の「JR東日本スタートアッププログラム2019」では、合計262件の提案のなかから21件の提案が採択された。2019年11月28日のDEMO DAYにおいて、総合グランプリである「スタートアップ大賞」のほか「優秀賞」「オーディエンス賞」「審査員特別賞」を決定。
「スタートアップ大賞」には、「駅とフリーランスドライバーを掛け合わせた手ぶら観光の実現」を提案したCBcloud株式会社が選ばれた。
採択企業一例
「JR東日本スタートアッププログラム2020」において書類審査とプレゼン審査ののち採択された企業は18社。今回のテーマは、東日本大震災発生から10年の節目を迎える東北エリアをはじめとした「地方創生」の推進、新たな視点での観光資源活性化など「観光・インバウンド」事業の創出、ニューノーマル時代の新しい働き方・暮らし方を提案する「スマートライフ」の実現の3つだ。
では、このたび採択された企業をテーマ別に一部紹介しよう。
「地方創生」に関する提案をしたのは、スマートフォンアプリの開発・運営などを手がける株式会社AILL。提案内容は、AI 恋愛ナビゲーションアプリを活用し、ニューノーマル時代の新たな人との出会いの場を創出するとともに、JR東日本の交通インフラをかけあわせ、地方への移動の創出を図るというものだ。
ほかにも、グリーンインパクトやテラスマイル株式会社などが「地方創生」に関する提案をしている。
「観光・インバウンド」については、株式会社 ABALが観光地などをVRで再現し、その中を歩き回りながら旅のダイジェストを体験できる店舗の確立を。株式会社オマツリジャパンが地域の祭りを軸とした交流体験型ファン創出プログラム「祭り留学」を提案。ほかにも3社が採択されている。
「スマートライフ」に関しては、SD C 株式会社のオンライン問診を活用したスマート健康ステーションの実現や、株式会社フォトシンスのSuicaを活用したスマートビル入退館システムの開発などがあった。
採択企業18社はJR東日本グループと協業し、順次テストマーケティングを行うとのこと。
PR TIMES