その空撮をさらにダイナミックなものにするドローンがクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した。米国のスタートアップDoorRoboticsが開発した「VISTA」。8Kに対応する360度カメラを搭載している。
超広角レンズ2つ搭載
VISTAは多くのドローンと同じように内蔵センサーで周囲の障害物を認識し、またGPSなどを活用しながら自律飛行できる。離発着も自動で行い、被写体を追いかける「フォローミー」機能を搭載するなど、空撮に必須の性能を備えている。VISTAが他のドローンと大きく異なるのがカメラの性能だ。2つの超広角レンズを搭載し、それぞれがとらえた映像をリアルタイムにつなぎ合わせて360度映像を生成する。
ソニー製のセンサーIMX204を使用し、カメラの解像度は8K。360度とらえることができることと併せてかなり臨場感のある映像となりそうだ。1080Pでのライブストリーミングにも対応する。
フライト時間は31分
現在開発中のVISTAの最大飛行時間は最終的に31分となる見込みで、開発元は「バッテリーは取り外して交換可能で、スペアを使うことでさらにフライト時間をのばすことができる」としている。加えて、バッテリー残量が少なくなったら自動で離発着場所に戻る賢い機能も備えているという。VISTAの大きさは直径24.13センチ、重さは1500グラム未満。最高スピードは時速48キロだ。Wi-FiとBluetoothに対応する専用のコントローラーが付属する。
Kickstarterでの出資額は記事執筆時点で1199ドル(約12万5000円)〜となっている。11月30日まで出資を受け付け、来年4月にも発送される見込みだ。
VISTA/Kickstarter