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国立科学博物館、「Magic Leap 1」を活用したXRコンテンツ展示イベントを開催

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国立科学博物館は、株式会社NTTドコモと共同で、XRコンテンツ展示イベント 「ドコモ×国立科学博物館 XRで楽しむ未来の展示」を2020年11月12日~25日に開催する(16日と24日は休館日)。

なお同イベントは、両者間で締結されている「空間プラットフォーム技術検証の実施および新たなXR コンテンツ展示手法の検証・イベント実施における協定」の一環として開催されるとのこと。

目の前に動物の頭骨が現れる

同イベントで活用されるのは、Magic Leap社製のMRグラス「Magic Leap 1」。同製品は、軽量なウェアラブルヘッドセットで、現実の世界を見ながら同時にデジタルコンテンツを見られるデバイスだ。

開催場所は、国立科学博物館地球館3階展示スペース「大地を駆ける生命」。ここで「Magic Leap 1」を通して本物の剥製を見ながら表示される動物の情報や頭骨などの3Dモデルを操作し、新たな視点からの観察を体験できる。

同イベント開催に際し、NTTドコモは国立科学博物館内の壁や床、モノの形状・サイズ・位置を含む空間構造データを取得し、動物の剥製に頭骨の3Dオブジェクトや詳細情報を表示するなどの実証実験を行った。同イベントは、そのデータを活用して開催されるようだ。

「生命」を感じる剥製の数々……

開催場所である「大地を駆ける生命」には、豊かな地球環境の証ともいえる、さまざまな哺乳類と鳥類の剥製が展示されている。

その大半は、ハワイの実業家であり日系二世の故 ワトソンT.ヨシモト氏により寄贈された「ヨシモトコレクション」の一部。狩猟家としても世界的に著名だったヨシモト氏のコレクションは、現在では調査が困難な地域の標本も多数含まれており、きわめて学術的価値の高いものだという。

ヨシモト氏の晩年に同館に寄贈された剥製は350点以上。剥製の制作を手がけたクラインバーガー社は、浮き出る血管や生きていたときの行動などを見事に再現している。

同イベントでは、ジャイアントパンダやシカ・ウシの仲間について、「Magic Leap 1」を通じた無料ガイドツアーが行われる(入館料は必要)。

同イベントの対象年齢は14歳以上で、当日受付により参加可能。なお、入館には事前予約が必要となる。

PR TIMES

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