そのなかで、「スマートシャトル」の第2弾として登場した「エアポートシャトル」が、対象エリアを拡大するようだ。これにより、都内23区において「エアポートシャトル」が利用可能となった。
順調に拡大中!
「スマートシャトル」は、予約客の日時や行き先をもとに同乗者をマッチングし、同社独自のAIが導き出す最も効率的なルートを使って、リーズナブルなドアツードアの移動を実現しようというものだ。「エアポートシャトル」は「空港⇔対象エリア間」の移動に特化した最大9人乗りの「スマートシャトル」ということになる。2019年8月のサービス開始当初は「成田空港⇔都内9区」を対象としていたが、約2ヶ月後の10月に都内15区に拡大。
さらに2020年7月、「東京羽田空港⇔都内15区」と「沖縄那覇空港⇔那覇市内の対象エリア」をくわえ、3エリアで展開中だ。
そしてこのたび、都内の対象区に新たに8区(中野区、杉並区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区)を追加し、都内23区を対象とすることとなった。
ニーズを受け、新料金も
エリアを拡大した背景には、旅行や出張などの移動の再開により、空港までの往復を安心・安全な形で利用したいという声があったようだ。今回は、より多くの家族が利用することを想定し、大人と同乗した12歳未満の子どもは半額となる新料金を設定。安全でリーズナブルな移動体験を提供したいとしている。
同社はこれまでも時代の変化に迅速に対応したサービス展開をみせている。新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、どうしても出勤しなければならない人がいることに着目し、2020年4月に少人数「通勤シャトル」の募集を開始、少人数制シャトル「nearMe.Commute」として2020年6月に運用を開始した。
ほかにも、同社が展開中のタクシー相乗りアプリ「nearMe.」を活用した新潟県長岡市での実証実験や、業界初となった観光タクシー相乗りサービス「新潟トラベルシャトル」の実証実験など、地方の移動に関する課題解決にも注力している。
以前、Techable(テッカブル)では、同社の動力源ともいえる代表の髙原氏へのインタビューを行った。髙原氏が考える「これからの移動手段」についてまとめているので、興味のある方はぜひ読んでみてほしい。
PR TIMES