そうした大量のデータ保存・管理に有効な解決策の1つになりそうなのが、間もなく発売される「LyveHome」だ。2TBのハードドライブを備え、専用アプリをダウンロードした端末の写真・ビデオデータが自動的に保存され、しかも複数の端末をシンクさせることができるというものだ。
■データ保存と端末間シェアを瞬時に実行
LyveHomeは高さ約14センチ、1辺が8.7センチの四角柱で、スマホ大のタッチディスプレーがついている。プラグをコンセントにつなぎ、アカウントを作成すれば準備完了だ。
使い方例として、LyveHomeをオンにし、スマホで写真を撮るとしよう。すると、撮ったばかりの写真はすぐさまLyveHomeに自動保存され、しかもアプリをダウンロードした他のデバイスでも即座にその写真を閲覧できる。つまり、データ保存と端末間のシェアが瞬時に行われる。
また、USBやメモリーカードの差し込みポートも備えているので、モバイル端末だけでなく、一眼レフなどのカメラで撮影したときでもメディアを差し込めばデータ取り込みができる。データ削除などはアプリや、LyveHomeのディスプレーで操作する。
■Appleの元役員がプロデュース
データ保存としてはクラウドという選択肢が一般的になりつつあるが、それらに比べより安全にユーザー自身が手元で管理できるというのがメリットだろう。
一方、LyveHomeを開発した米カルフォルニア拠点のスタートアップは、元Apple社役員のTim Bucher氏が立ち上げていて、こうした点でも注目を集めそうだ。
現在、サイトでプレオーダーを受け付け中で、価格は299ドル(税、送料別途)。5月中に発送が始まる見込みだ。対応するOSはMac10.9、iOS7、Andoroid 4.1以降となっている。
LyveHome