古着のシェアによって環境負荷を低減
ファストファッションの普及と共に、衣服が安価で手に入るようになった一方で、わずか数回着ただけで廃棄される衣服も増えてしまったため、ファッション業界には環境への負荷が指摘されてきた。古着のリサイクルは環境問題に対する効果的な手段であり、その市場規模は2029年までに現在の約3倍の640億ドルまで成長するとの予測がある。
2018年に創業されたNuwは、ピアツーピア(P2P)型のファッションアプリとして、古着のシェアや交換を促進する役割を担っている。
アプリのユーザーが互いにワードローブを共有するかのように、気に入った洋服を気軽に貸し借りできるのが利点だ。
定額課金により英国で利用が拡大
Nuwでは既に1000回以上、古着の交換が行われ、英国とアイルランドへと利用可能エリアを拡大している。アプリを利用するには月額7.99ポンドを課金し、自身の衣服をアップロードするだけだ。貸し借りや交換の都度、追加料金がかかることはなく、ユーザーの利便性は高い。
また、UPS等の配達業者と提携し、コロナ禍においても、直接会わずに古着のやり取りができる体制を確立した。
2020年には株式投資型のクラウドファンディングを開始し、11万5000ポンドの調達を目指している。
Nuwは在庫や施設を自社で抱えるビジネスモデルではないので、ユーザーから受け入れられれば、少ない投資で飛躍的に事業を拡大できるだろう。環境に対する意識の高い若者から支持を獲得し、事業を成長させる期待が高まっている。
Nuw