さまざまな業界において人手不足は大きな課題だ。それは運送業界でも深刻なわけだが、今般の新型コロナウイルスの影響によるEC市場の成長が小口配送の増加につながり、運送業界はまさに激務化の一途をたどっているという。

そこで東大発AIベンチャーのTRUST SMITH株式会社は、運送業を中心とした完全自動倉庫の実現を目指す関連会社「SMITH＆LOGISTICS （スミスアンドロジスティクス）株式会社」を設立。最先端の技術を駆使した無人倉庫を実現させ、人手不足問題をはじめ、さまざまな社会問題の解決に貢献していく構えだ。

TRUST SMITHとは？

親会社であるTRUST SMITHはこれまで、最先端のアルゴリズムを活用したソリューションの提供を通じ、あらゆる課題解決に挑んできた。

例えば、動く障害物でも回避できる「障害物回避型アーム」のアルゴリズムや、自律走行する「自動搬送ロボット」、工場敷地内における「自動搬送トラック」、物流現場での活用を想定した「荷札ラベル自動認識AI」など製造業や物流業をサポートするソリューションだ。

2020年8月にはスマートファクトリー化を支援する関連会社「SMITH＆FACTORY株式会社」を設立し、製造現場での人手不足問題などを解決に導こうとしている。

そして今回は、物流業界の倉庫業務に着目し、倉庫の完全自動化を支援する新会社「SMITH＆LOGISTICS株式会社」（以下、同社）を設立した。

スマート倉庫に期待することは？

同社は、TRUST SMITHグループの技術を駆使し、オーダーメイドかつワンストップで完全自動倉庫設立の支援を行うインテグレーション事業を展開予定。

完全自動の無人倉庫が実現すれば、人手不足の解消と人件費削減はもとより、データの蓄積と消費エネルギーの最適化やヒューマンエラー防止や災害防止、新型コロナウイルス感染防止対策などにも期待できるという。

先述のアームやロボット、トラックなどが協働し、その労働環境をAIが見守る、そんな倉庫の誕生はもうすぐなのかもしれない。

PR TIMES