そのような状況の中、「環境のことを考え、一台を長く使う」というコンセプトのスマートフォン「Teracube 2e」が登場。海外クラウドファンディングサイトのIndiegogoにてプロジェクトが掲載されている。
長期間の使用を想定したプロダクト
「Teracube 2e」は、交換可能な4,000mAhのバッテリーを搭載。容易にバッテリーを取り外せない一般的なスマートフォンとは異なり、長期間の使用を想定した設計になっている。また、本体の分解が簡単に行えることもセールスポイント。何らかの不具合が生じた場合でも、手軽に部品を交換できる。分解の様子を収めた動画がYouTubeにて公開されているため、気になった方は要チェックだ。
気になる点をひとつ挙げるならば、プロセッサになるだろう。「Teracube 2e」が搭載するHelio A25はお世辞にもパワフルなプロセッサとはいえず、処理速度にストレスを感じてしまうシーンもあるかもしれない。
割引後の価格は日本円換算で1万円強
Indiegogoにおけるプロジェクトの実施期間は残り1か月弱。数量限定の「Super Early Bird」による割引を適用した場合、99ドル(約1万500円)で「Teracube 2e」を入手できる。環境に配慮し、充電器や充電ケーブルは別売りとなっている。性能を考えると、実際に長く使えるかどうかは正直微妙なところ。しかし、スマートフォン業界に一石を投じるそのコンセプトを評価したい。
Indiegogo / Teracube 2e
(文・早川あさひ)