高解像度の写真やビデオをモバイル端末から直接友人や家族に送ってシェアしたい―。そんな人にはこのほど登場したWeTransferのiOSアプリが便利そうだ。
■1回2GBまで、URLは2週間有効
WeTransferはユーザー登録なしで1回につき最大2GBまでのデータ共有が簡単にできるというもの。利用できる通信環境は3G、4G、Wi-Fiとなっている。
WeTransferはこれまでウェブでサービスを展開していて、今回リリースされたアプリの使い方は基本的にウェブと同じ。「Add Files」をタップしてファイルを選ぶとURLが表示されるので、それを相手にメールで送ればいいだけ。
一度に複数の人への送信も可能で、受け取った側はそのURLをクリックすればファイルにアクセスできる。URLは2週間有効となっている。
■広告収入で無料利用を維持
WeTransferの売りの1つはシンプル操作だが、今回のアプリではモバイルならではの機能性も追加された。例えば、ダブルタップでの複数ファイルを選択したり、ファイル一覧を3本指でスワイプして最新のイメージに“スキップ”したりできるなど、使い勝手のよいものとなっている。
そしてユーザーにとって最も嬉しいのが、基本的に利用無料ということ。同種のサービスでは有料のものが数多くある中でなぜ無料提供できるかというと、広告収入があるからだ。
ユーザーがデータをアップロードする間、バックスクリーンに表示される美しい写真が広告なのだそう。しかし、広告といってもかなり洗練された美しい写真ばかりなので、ユーザーが煩わしさを感じることは少ないだろう。
その一方で、さらに大容量データのやり取りをしたい人向けには、月10ドル(120ドルの年払い)で1回10 GBまで転送ができる「Plus」サービスも用意されている。トータルのデータ保存量は50 GBで、こちらはURLアクセス無期限となっている。
WeTransfer