そうした事故を防ごうと、英国のスタートアップが自転車用スマートライトを開発した。サドル下などに設置し、後続車との距離を自動検出して必要に応じて光る「Surelight」だ。
LED28個を搭載
このライトは2つの状況で自動的に光る。まず、自転車が減速したとき。内蔵する加速度計が自転車の速さを感知し、減速したときに光る仕組み。車でいうとブレーキライトの働きをする。しかもゆっくりと減速しているのか、それとも急ブレーキなのかまで把握でき、急ブレーキのときはLED28個を搭載するSurelightはかなり明るく光る。
最大4メートルの距離で点滅
もう1つが、後続車が一定の距離以上に自転車に近づいた時だ。Surelightには距離を感知するセンサーも内蔵されていて、車と自転車の距離が危険なまでに近くなった場合にオレンジ色で点滅してドライバーに警告する。最大4メートルの距離で反応するとのこと。車道を走行していると周囲の騒音で後続車に気付かない場合があり、また最近は静かな電気自動車も増えている。そうしたライダーが後続車に気付きにくい状況でかなり有用だ。
また、夕暮れ時や夜間に常に灯すことも可能で、その際の明るさは200ルーメン、視認角度は120度となっている。
Surelightはリチウムバッテリーを内蔵し、マイクロUSBで充電して繰り返し使える。駆動時間はフル充電で8時間。躯体はアルミ製で、防水仕様だ。
事故を防ぐのに役立つSurelightはクラウドファンディングサイトKickstarterに登場したばかりで、出資額は60英ポンド(約8100円)〜となっている。出資期限は11月27日、資金調達に成功した場合、来年1月にも発送される見込みだ。
Surelight/Kickstarter