手軽に導入できる「VACAN Throne」
VACAN Throneでは小型センサーを用いて、トイレや会議室などの空き情報をリアルタイムに可視化する。小型センサーは両面テープでも設置可能となっており、大規模な工事は不要なことがセールスポイントだ。今回は、HICity内のトイレ(計28エリア・74個室)および会議室(2室)にVACAN Throneを導入。利用者は、リアルタイムの空き情報をPCやスマートフォン経由で確認できる。また、HICityのインフォメーションセンター内に設置されたデジタルサイネージにおいても情報の表示を行う。
鹿島建設らの「3D K-Field」と併用
前述のデジタルサイネージにおいては、鹿島建設株式会社が複数社と共同開発したシステム「3D K-Field」も活用。同システムは、作業員・資機材の位置や稼働状況を3次元マップ上で可視化するもので、もともとは建築現場向けに開発された。今回はスマートシティにおける初めての活用例となり、3次元で仮想的に表現したHICity内に空き情報を表示する。これにより、どの場所が空いているかを直感的に把握できるようになった。HICityでは、空き情報の可視化に対応した施設を増やしていくという。国内外から多くの来客が予想されるスマートシティとして、今後の開発にも期待がかかる。
PR TIMES
(文・早川あさひ)