自律ロボット運用における課題を解決
技術革新が進む近年では、物流などのさまざまな現場で自律ロボットが運用され始めている。一方で、自律ロボットのAI(人工知能)にも限界があり、人間のように臨機応変な対応ができるとは限らない。その結果、自律ロボットを導入可能な業務が限定されてしまう場合があるという。また、すでに導入が完了していても、予期せぬエラーによって自律ロボットが停止してしまい、運用効率の低下を招くこともあるようだ。そこで「HATS」では、自律ロボットを遠隔でアシストするソフトウェア基盤と、そのオペレーションセンター機能を提供。人間が自律ロボットをサポートしなければならなくなった場合は、オペレーターが自律ロボットに対して指示を行えるようになる。これにより、自律ロボット運用における課題の解決をサポートする。
調達した資金はソフトウェア開発などに活用
「HATS」の開発元であるキビテクは、東京大学の人型ロボット研究室JSK(情報システム工学研究室)出身者を中心として2011年に創業。社名における「キビ」は「(心の)機微」を意味しており、開発した技術・プロダクトを通じて多くの人々を幸せにすることを目標に掲げる。キビテクは今回調達した資金を活用し、「HATS」の開発を強化。具体的には、ソフトウェア開発やオペレーションセンター体制構築を加速させていくとのことだ。
PR TIMES
(文・早川あさひ)