写真素材を売買するサイトは他にもたくさんあるが、Snapwireの特徴の1つは即時性だろう。Snapwireはウェブサービスとモバイルアプリを展開していて、写真を探している企業や個人の「こんな写真を探しています」という投稿を見たユーザーが、出先からでも撮影・提供できる
■テーマ投稿で即時に写真が集まる
買い手にとってのメリットは、写真募集の投稿をすると世界中の“フォトグラファー“からすぐに反応が見込めること。写真をゆっくり探す時間がないときなどに便利だ。
また、呼びかけに対して集まった写真は、買い手側が吟味しコレと思うものを選ぶ。募集投稿時に報酬も提示できるので比較的安価で購入でき、その写真の著作権フリーのライセンスも与えられる。
■一度採用されると撮影依頼のチャンスも
一方、撮影者からすると、モバイルアプリもあるのでスマホで撮ってスマホで提供でき、気軽に参加しやすい。募集に対し提供者が多いとコンペティションのようになるが、選ばれると報酬がもらえるのはやはり嬉しいだろう。
さらに、写真が採用されたり最終選考に残ったりすると、撮影者にはポイントが付与される。このポイントはランクや評判の役割を果たし、ポイントが増えると直接依頼がきたりするようになるという。
報酬はリクエストによって異なり、支払額の7割が撮影者に払われ、残る3割はSnapwireが手数料としてとる。撮影者が米国外居住者の場合、報酬はPayPalなどを通して支払われるようだ。
もちろん、急いでの写真売買だけでなく、撮影者は写真を常日頃からストックできるし、買い手はゆっくりストックを見て購入することもできる。
スマホや高機能デジカメの出現で、写真セミプロ級の人は増えてきているだろう。日常の写真だけでなく、“売れる写真”という視点でシャッターチャンスを探すのも面白いかもしれない。
Snapwire