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GMがテスラのライバル社と提携、電気-水素燃料電池車の生産に着手

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ゼネラルモーターズ(GM)とニコラ・モーター・カンパニーは、今月8日、戦略的提携を締結した。

この提携に伴いGMはニコラ社に20億ドル(約2114億円)を出資。ニコラ社が開発中のピックアップトラック「Badger(バジャー)」の生産は、GMが行うことになる。

テスラのライバル

ニコラ・モーター・カンパニーは、テスラのライバルと目される米国のスタートアップ企業。同社が開発中のBadgerは、バッテリーと水素燃料電池を併用するハイブリッドのEV車だ。

今回の提携で、GMは独自に開発する次世代パワートレインやバッテリーシステム、水素燃料電池技術などをニコラ社に提供。開発途中で実現が危ぶまれていたBadgerだが、こうした技術援助により、生産販売への確かな道が開けたと言っていいだろう。

生産を行うのはGMだが、Badgerのブランド名は残るそう。生産開始予定は2022年末。ニコラ社は販売とマーケティングを担当する。

GMの技術とニコラの革新性が合体

両社の提携を発表したニュースリリースの中で、ニコラ社のTrevor Milton会長はこう言っている。
ニコラは、世界で最も革新的な会社の1つです。そしてGMは、生産力と技術力で世界トップの会社の1つ。この2社が提携する以上に素晴らしいことは、誰も想像できないでしょう。

テスラ社は昨年11月に、ピックアップトラック「サイバートラック」を発表しているが、こちらは純粋な電気自動車だ。それと比較すると、エネルギー効率が非常に良い水素燃料電池を併用したBadgerの方が、半歩先を進んでいると言えるかも知れない。

Badgerは、バッテリーにフル充電し、かつ、約8kgの水素燃料タンクを充填した状態で、連続600マイル(965km)の走行が可能。加速力はトラックの域を超えており、0-97km/hで2.9 秒。通常時の出力は455馬力だが、ブーストをかけると一時的に906馬力を発揮するという。

NIKOLA ニュースリリース

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