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ウォルマートがドローンを使った健康・福祉商品の配達を来年試験展開、Ziplineと提携

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世界最大の小売、ウォルマートが米国アーカンソー州でドローンを使ったオンデマンドデリバリーの実験を来年初めから実施すると発表した。

ドローンスタートアップのZiplineとの提携による。まずは健康・ウェルネス関連の商品を対象に、注文から1時間以内に顧客の庭先に届ける。

世界最大のドローン配達

あまり知られていないがZiplineは世界最大のドローン配達ネットワークを展開する。2016年にアフリカのルワンダで血液のドローン運搬を開始したのが始まりで、その後、タンザニアやガーナなどアフリカの他の国でも主に医療物資の配達を手掛けている。つい最近、ドローン配達20万回を達成したところだ。

そうした経験豊富なZiplineがウォルマートのドローン配達を担う。配達エリアはアーカンソー州にあるウォルマートの本部から半径80キロの範囲だ。

パラシュートで庭先に落下

差し当たっては健康関連商品のオーダーが対象となる。注文を受けるとウォルマート従業員が梱包し、そのパッケージをZiplineのドローンが運び、顧客宅の上空で落下させる。パッケージにはパラシュートがついていて、庭先に安全に“着地”するようになっているという。

ウォルマートによると、注文から1時間以内に届ける。店舗から離れたエリアに住んでいる住民にとってはコンビニ感覚の利便性となる。

加えて、電動のドローンを活用することで配達に伴う二酸化炭素排出を抑制するというウォルマートの目標達成にも貢献する。

同社はまずトライアルを実施して客のフィードバックを分析するとのことだが、もちろん配達エリア、そして対象商品の拡大を視野に入れているようだ。

Walmart

(文・Mizoguchi)

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