しかし、新型コロナウイルスの影響により大学構内の発行機まで出向いて利用することが難しい状況に……。それならばと、学生がスマートフォンを活用し、セルフサービスで証明書を発行できるスマート証明書発行システム「EDCIS(エディシス)」を開発。2021年4月1日より提供を開始する。
手軽に発行&共有
同サービスは、学生が自身のスマートフォンから卒業証明書や成績証明書といった各種証明書を発行できるというものだ。証明書は電子文書で提供され、証明書取得URLにより企業がそれをオンラインで取得できるのも特徴。また、電子文書のための強力な偽造防止技術である電子署名を搭載し、偽造を懸念する必要がないのも強みだろう。
なお、同サービスはクラウド版のみの提供となっており、ユーザーは、スマートフォンアプリまたはWebブラウザからシステムを利用可能とのこと。
同サービスに期待できることは?
同サービスを利用する学生側のメリットとしては、24時間365日どこからでも利用でき、証明書発行に関する急な要求に対応できるという点だ。一方大学側のメリットも多く、証明書発行にかかる窓口業務および紙やトナー補充といった定型業務の負担軽減や、発行機の台数を減らすことによるコスト削減、各種証明書の発行手数料のオンライン決済化などが期待できる。
また、クラウドサービスのため停電や地震などの災害があっても運用が継続できるのは学生・大学双方にとってメリットといえるだろう。
同社は「製造業ソリューション」「IoTソリューション」「文教ソリューション」を手掛けている企業。
そのなかで「文教ソリューション」にフォーカスすれば、先述の証明書自動発行機をはじめ、学割証自動発行機、出席管理システム、授業評価アンケートシステムなどを提供し、スマートな学生生活および大学職員の業務効率化に貢献してきた。来春からの同サービスにも期待したい。
PR TIMES