4K解像度のタッチスクリーンで薄型軽量、さまざまなデバイスと連携させることができるなど、ポータブルモニターに求められる要素を全て備えている。何より、ミリ波を活用していてWi-Fiを使わずに接続させられ、遅延も解消している。
高周波数利用で高速通信
名称から察せられるように、AirView2は第2世代。最大の改良点は5G技術にも使われているミリ波採用による無線接続だ。60GHzという高周波数を利用して高速通信を実現している。付いてくる専用トランスミッターをPCやスマホなどのデバイスのUSB-CまたはHDMIポートに差し込むだけで、遅延なしでデータをAirView2に送信するようになる。
従来のモニターはケーブルでつなげたり、Wi-Fiに接続させてペアリングしたり、あるいは専用アプリをインストールしたりする必要があるが、そうした手間が省け、スムースな操作体験となる。
2サイズの計4モデル
また、モニターで気になるのがスクリーンの解像度だが、AirView2では4KとフルHDの2種が用意された。スクリーンサイズも13.3インチと15.6インチから選べる。いずれのモデルもタッチ操作に対応し、デスクトップPCからスマホ、ゲームコンソールなどで使える。sRGBカバー率は100%で、視野角は178度。縦置き、横置きどちらでも利用できる。ステレオHi-Fiスピーカーも内蔵する。
バッテリー容量は1万200mAh。つなげたスマホなどにバッテリーを供給することが可能で、モバイルバッテリー的に使えるのも便利だ。
AirView2は現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開している。オリジナルモデルも半年前にKickstarterで成功を収め、AirView2もすでに目標額を達成している。
気になる出資額は、記事執筆時点でフルHDの13.3インチが3729香港ドル(約5万1000円)〜、15.6インチが3847香港ドル(約5万3000円)〜。4Kの方は13.3インチが4153香港ドル(約5万7000円)〜、15.6インチが4310香港ドル(約5万9000円)〜となっている。出資期限は10月29日だが、気になる人は早めにチェックした方が良さそうだ。製品発送は来年1月が予定されている。
AirView2/Kickstarter