そして約1年後となる2020年9月9日~2020年9月22日に開催される「第1回豊岡演劇祭」において、KDDIと豊岡市および豊岡演劇祭実行委員会は、マルチアングル動画での新たな観劇体験を提供する。
同時に、新型コロナウイルスにより経営に影響が出ている劇団支援として、「au PAY」を使った「投げ銭QR」の取り組みも実施予定。
なお、KDDIと豊岡市は、2016年9月に地域活性化を目的とした包括協定を締結しており、このたびの協業はその一環とのこと。
4アングルで観る演劇
同社は、「第0回豊岡演劇祭」にて、専用端末にタッチするだけで入場が可能なRFIDチップ入りのリストバンドや、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金の車両管理システムを用いたバスなどの位置情報を表示するデジタルサイネージを提供し、スマートなイベント開催に貢献した。このたびの「第1回豊岡演劇祭」では、上演される演目を複数のアングルで撮影した画面を自由に切り替えて視聴できるマルチアングル動画を、auスマートパスプレミアムの新機能「マルチアングル動画プレイヤー」専用コンテンツとして演劇祭終了後の2020年10月中旬以降に3ヶ月間配信する。
上演作品の収録映像を4画面のアングルに分けて同時視聴でき、メイン画面とサブ画面に分かれた各アングルの中から自分の好きなアングルをメイン画面に設定できるとのこと。
配信演目は『バッコスの信女―ホルスタインの雌』『眠れない夜なんてない』『いきなり本読み! in 豊岡演劇祭』の3本。auスマートパスプレミアムをインストールもしくはアップデートすることで視聴可能だ。
投げ銭で劇団を支援!
同社は同演劇祭において劇団支援も実施する。演劇祭の各会場に掲示された支援したい劇団名のQRコードを「au PAY」アプリで読み取り、任意の金額を入力・決済することで、後日その金額が各劇団へ支援金として届けられるという仕組み。これは、新型コロナウイルスの影響で経営困難に陥ったり、作品の上演やステップアップのチャンスが失われたりした劇団を支援していく取り組みだ。
豊岡市長である中貝宗治氏は『KDDIと協働で取り組むチャレンジが、「疎である」地方の非効率と弱点をテクノロジーでカバーし、このまちに新たな価値をもたらすことでしょう。新型コロナウイルス感染症の拡大によって、大きな打撃を受けたアートの世界に、地方の豊岡から再開の灯火を灯したいと思います。』と意気込みを語った。
KDDI株式会社
KDDI株式会社(第0回豊岡演劇祭)
KDDI株式会社(包括協定締結)