ディスプレイにカメラを内蔵しながら従来通りの撮影を可能にし、しかも5Gに対応する先端技術が詰まった製品だ。
ノッチ、パンチホールなし
ディスプレイにカメラを埋め込んでいるというのは、つまりノッチもパンチホールもなく、一見「自撮りカメラがなくなった!」と思わせるデザイン。ただ、見た目はすっきりするが、果たしてカメラの機能が維持されるのか、というのが問題だ。この点についてZTEは、かなり透明性のあるフィルムを使って光を十分に取り込めるようにし、またデュアルコントロールチップとドライバーサーキットをビルトインしてフロントカメラとディスプレイのカラー同期を可能にするなどして問題をクリアした、と説明している。
一方のリアカメラは従来通りのデザインだが、4K撮影ができる64MP のメーンカメラなど4つのカメラを搭載する。
30Wの急速充電対応
その他スペックはというと、6.92インチのOLEDディスプレイを搭載し、プロセッサーはクアルコムのSnapdragon 765G。バッテリー容量は4220mAhで、30Wの急速充電に対応する。5Gに関してはというと、いつでもどこでも接続できるよう「Super Antenna 2.0」を搭載している。また、5G省エネモードにするとバッテリーの持ちを35%向上させることができるという。
Axon 20 5Gはすでに中国で予約受け付けが始まっているが、驚きなのはこれだけの機能がそろって2198人民元(約3万4000円)〜という価格。現段階では中国外での展開については不明だ。
ZTE Press Release