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オンラインでの買い物でも売り手と買い手が値段交渉できる「Theorem」

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Theoremフリーマーケットなどで「これ欲しいけど、ちょっと高い。少しまけて」「これくらいの金額だったらどう」などと繰り広げられる値段交渉。これをオンラインでの買い物シーンに取り入れようとするサービス「Theorem」がこのほど始まった。

通常、ECサイトなどでの買い物では値段交渉の余地はなく、オトクに買おうと思ったらセールを待つか、クーポンなどを利用するしかない。だが、Theoremでは買い手と売り手が交渉して値段を決める。

サイトに出店しているのは、米サンフランシスコで衣類やアクセサリーなどの生産を手掛けている個人や小さな事業所だ。中でも、こだわりの品を作っているところがセレクトされている。

小規模の製造・小売は1つ1つ丁寧に、素材にもこだわってユニークで高品質のものを作りあげているところが多いが、いざ販売するときに値段設定で悩む場合が少なくない。

また、製品がどれくらの価値を消費者に認められるか、市場調査をするのも小規模ゆえに困難だ。そこで、Theoremでは欲しいという客とやり取りをする中で販売価格を決める。

おそらく、このサイトで扱われている商品は市場に出回っている大量生産品よりもお高めになるだろう。しかし、作り手側は「こういうところにこだわっている」などとその理由を説明でき、買い手は作り手の意匠をくみ取って購入する。

つまり、双方が納得して売買できるサービスといえる。Theoremはこのほどベータ版を終え、正式にサービスを開始した。今のところ手数料はとっていないが、今後は売り手から数パーセントの手数料を徴収する見込みという。

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