国際的にも評価が高いソニーの音源分離技術
音源分離技術は音楽からボーカルや楽器の音を取り出せる技術で、ソニーは10年以上にわたって最先端の音源分離技術を開発してきた。音の特性を理解したAIを組み込み、クリエイターのフィードバックを受けながら開発した同社の技術は、国際的なコンペティションである「Signal Separation Evaluation Campaign(SiSEC)」において、ベストスコアを複数回獲得したとのこと。なお、この技術が応用可能なのは音楽だけに限らない。たとえば、セリフや効果音が混ざった状態の古い映画に用いて、個々の音を取り出す。その音を、立体音響の「Dolby Atmos」方式で空間に再配置すれば、臨場感のある音場を再現できるという。
LINE MUSICでカラオケ機能が利用可能に!
今回、前述の音源分離技術の使用が発表されたLINE MUSICは、6,600万曲以上の楽曲を提供する音楽ストリーミングサービスだ。同サービスのカラオケ機能では、楽曲のボーカルをオフにした上で、ユーザーの歌声を音源にミックスして再生。これにより、実際のカラオケに近い体験が実現する。現在は、LINE MUSICのiOS版アプリにおいて機能提供がスタートしている。Android版アプリでは、今年秋ごろに提供が始まるようだ。
PR TIMES
(文・早川あさひ)