SkyDriveの「空飛ぶクルマ」と、今回の試験内容とは?
SkyDriveは2018年7月に設立されたスタートアップとして、「空飛ぶクルマ」事業の2023年開始を目指している。同社が事業化を目指す「空飛ぶクルマ」の正式名称は「電動垂直離着陸型航空機(eVTOL)」で、その名の通り垂直離着陸などを特徴とする航空機だ。現在は、モビリティ分野での活用を想定したeVTOLの開発が活発化しており、Techableでは過去にテトラ・アビエーション株式会社のニュースも掲載した。今回の試験が行われた豊田テストフィールドは、SkyDriveの開発拠点として国内最大級の屋内飛行試験場を備える。試験は夕方に実施され、飛行時間は約4分間。1人乗りの機体をパイロットが操縦し、コンピュータ制御のアシストによって飛行を安定させたという。また、バックヤードでは飛行状態をモニタリングし、安全の常時確認を行った。
39億円の資金調達も実施!
そしてSkyDriveは、株式会社日本政策投資銀行など複数社を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンドにおける39億円の資金調達を実施。10社の引受先のうち、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社・株式会社環境エネルギー投資・STRIVE株式会社に関しては、シリーズAラウンドに続く追加出資となった。SkyDriveのこれまでの歩みについては、Techableでも度々取り上げてきた。公開飛行試験や資金調達の実施など、着々と準備を進める同社の今後には要注目だ。
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(文・早川あさひ)