日本老年医学会の発表によると、日本における老人性難聴の有病率は、男性の65~69歳で43.7%、80歳以上では84.3%、女性の80歳以上で73.3%と非常に高い。高齢化が進む現在、高齢者との会話が難しいケースが増えてきそうだ。
そんなときに快適な会話をサポートしてくれそうなのが「ポケトークmimi」。筆談専用機として、スピードや文字の見やすさ、使いやすさにこだわった製品だという。
筆談に最適化された機能
同製品は、大型画面で好評の「ポケトーク S Plus」のボディや部品を活用して開発された。最大の特長は、クラウド上のAIを用いた高性能なシステムにより声から文字への変換、表示が速いということ。また、表示する文字サイズは大きく、読みやすい教科書体フォントを採用。背景には温かみのある紙のようなテクスチャー処理を施している。
さらに、ノイズ・キャンセル機能搭載のマイクロフォンを装備し、屋外などにおいても精度の高い文字変換が可能となるようだ。
そして、箱から出してすぐ使えるように国内用のeSIMを内蔵したり、簡単な操作性を実現したりとユーザーが高齢者である可能性を十分に加味した仕様であることも大きなポイントではないだろうか。
お試しレンタルも!
同製品開発きっかけは、耳の聞こえにくい人との会話の際に「ポケトーク」を日本語から日本語への翻訳に設定して使用していた人がいたことだという。同製品は、ボタンを押しながら話した音声をリアルタイムに文字に変換し、画面に表示する端末だ。耳の遠い人に話しかけるときはどうしても大声になりがちだが、もうその必要はなくなるだろう。
また、コロナ禍でのマスク着用の習慣は口の動きを隠すため、難聴者にとっては相手の言葉を理解することがより難しい状況であったが、同製品があればその苦労もなくなるかもしれない。
現在、同社サイトと眼鏡販売店「メガネの愛眼」237店舗で予約を受付中。9月4日より全国の家電量販店でも販売開始予定とのこと。
なお、「まずは試してみたい」という人のために月額1,980円(税別)でのレンタルサービスも実施中。最短1ヶ月から、ストラップ、クリアケース、ポーチ、充電用ケーブルなど専用アクセサリ付きで試せるようだ。
PR TIMES