そのソリューションとなるのがジンバルだが、DJIがこのほど発売した「OM 4」は片手操作タイプながらもプロ並みの品質を約束。しかも、マグネットで素早くスマホに取り付けられ、撮り逃しがなくなる。
クランプとリングの2種
DJIといえばドローンで知られるが、ドローン撮影の技術を生かしたジンバルも展開している。その最新作となるOM 4の最大の特徴は、マグネット着脱式であること。スマホの背面にあらかじめ専用マグネットを付けておくことで、撮りたい!と思った瞬間にOM 4をパチっとくっ付けられる。マグネットは2種類用意されている。スマホを挟んでマグネットが背面中央にくるように設置するクランプタイプと、粘着テープで取り付けるリングホルダータイプだ。
いずれも強力なマグネットで、スマホをOM 4に簡単に取り付けられ、そしてしっかりとホールドする。また、OM 4そのものもコンパクトに折りたためる設計になっている。
被写体の自動追跡機能も
OM 4は専用アプリ「Mimo」をインストールしたスマホと連携し、OM 4本体に付いているボタンでズームや回転などの操作ができるようになる。撮影切り替えも可能で、全ての操作が片手で行える。ジンバルなので手振れなどを吸収するのはもちろん、OM 4には撮影をグレードアップするさまざまな撮影モードや機能が搭載されているのも売りだ。
たとえばActiveTrack 3.0モードでは被写体を自動で追跡する。これはスポーツをしている自分の子供の顔を常に撮影したいときなどに便利だろう。また分身パノラマでは複数の写真を1枚の写真として合成することが可能だ。
加えて、夕暮れシーンなどの撮影に便利なタイムラプス、瞬時の出来事の細部を記録するのに使えるスローモーション、ダイナミックな風景を9枚の写真を使って超広角ショットにできる3×3パノラマなど、数多くのモードが用意されている。
スマホ撮影がこれまで以上に楽しくなりそうなOM 4はすでにサイトで販売されていて、価格は1万6500円(税込)となっている。
DJI