そんな人にとって強い味方となるかもしれないデバイスを韓国LGが発表した。マスクデザインのウェアラブル空気清浄機「PuriCare Wearable Air Purifier」。モーターやフィルターを搭載し、外部の空気をその場で清浄化する。
バッテリーで駆動
PuriCareは遠目だとマスクだが、近くで見るとかっちりとしたデバイスだ。それもそのはず、モーターで動くファンや、電源となるバッテリーを搭載する小型マシーン。ファンが回転して外部から入ってくる空気を2枚のHEPAフィルターにかけてきれいにし、その空気を吸入できるという仕組み。機能としては部屋に置いて使う空気清浄機とほぼ同じだ。
呼吸回数を自動検知
ただ、部屋置きタイプと異なり、PuriCareはユーザーの鼻と口を覆っている。つまりユーザーの呼吸ほぼ全てがPuriCare越しになる。吸い込む空気のボリュームや回数は人によって異なるため、これらを感知するセンサーを内蔵し、ファンの回転スピードは自動で調整されるようになっている。これなら息苦しさを感じることはないかもしれない。
フィルターは交換可能で、バッテリー容量は820mAh。低パワーモードで8時間、高パワーモードで2時間駆動する。また、付属の収納ケースはUV LEDライトを搭載し、収納する度にPuriCareを殺菌消毒する。
PuriCare Wearable Air Purifierの価格や販売時期などについてはまだ明らかになっていない。間もなく開催されるIFA 2020バーチャルエキシビションで詳細を発表することが見込まれている。
LG