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Start Up コロナ時代におけるアバターロボット「ugo(ユーゴー)」の可能性

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コロナ時代におけるアバターロボット「ugo(ユーゴー)」の可能性

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次世代アバターロボットの開発を手掛けるMira Robotics株式会社。

同社が開発を進めているのは、2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができるビルメンテナンス向けのアバターロボット、「ugo(ユーゴー)」だ。

今回は同社代表の松井健氏にメールインタビューを行い、これからの時代におけるロボットの可能性について話を伺った。

コロナ時代にロボットが担うもの

ーーいま、新型コロナウイルスの影響によって私たちの行動は制限させられていますが、このような状況におけるロボットの存在意義、あるいは必要性についてどのように考えていますか?

松井:新型コロナウィルスによって、私たちの働き方は半強制的に非対面やリモートワークへと変化しました。

しかし、いわゆるエッセンシャル・ワーカーと呼ばれる、病院・公共交通機関・電気・ガス・水道・通信・施設メンテナンスなどのインフラを支えている人たちは、個々人がリスクを犯して現場に行き、仕事をしているのが現状です。

こうした状況に対して、私達のアバターロボット「ugo」は、新しいワークスタイルを提供できると考えています。例えば、現場に行かない代替手段の提供、遠隔地から人手不足エリアの支援、非接触での物理的作業、専門家人材の移動コスト低減、時間の効率化など……。

ーーロボットが必要になるのは具体的にどのような場面でしょうか。

松井:日本は世界で最初に少子高齢社会を迎える国と言われています。

現に、日本の総人口は毎年減っており、日本の働き手世代は今後20年で1400万人減るという推計が出ているんです。今後、様々な業種で深刻な人手不足になることが目に見えています。

特に人手不足が顕著になるのが、3Kと呼ばれる「きつい・きたない・きけん」な業務。そして、昨今の感染症対策が求められるような不特定多数の人と対面が必要な業務を伴うサービス業です。

こういった業種では、ロボットによる自動化や、人とロボットの分業が強く求められています。

ーーそのような状況において、社会にロボットが溶け込むための障害になっているのはどのような点でしょうか。

松井:ロボットの機能を見て、人との完全な置き換えが可能かどうかを、1か0か、採用か不採用かで判断してしまう私達の「考え方・捉え方」が一番の障壁です。

人手不足が前提となる社会は確実に訪れるので、今あるテクノロジーを活用していかに自分たちの業務の一部を変えて自動化・効率化できるか活用方法を工夫するマインドが、生き残りの分かれ目になると考えています。

ugoが実現する社会

ーー「ugo」は、具体的にどのような作業を行えるのでしょうか。

松井:現在、ビルメンテナンス向けに特化したサービスを開発しており、警備・点検・清掃の3つの分野で機能開発をしています。

具体的には、警備における、立哨警備、巡回警備や案内、エレベーターのボタンを操作して縦の移動といった作業を遠隔操作または半自動で対応することが可能です。

将来的には、環境測定やメーター検針などの点検業務、トイレ清掃などの清掃業務の機能も開発していきます。

ーーでは最後に、「ugo」によってつくりたい社会について教えて下さい。

松井:人類は、車や飛行機といった乗り物を発明したことで、移動時間を節約し、活動範囲を広げ進化してきました。更に、コンピューター、インターネット、スマートフォンといった道具を発明したことで、人と人とのコミュニケーションを効率化してきました。

そして私たちは、アバターロボット「ugo」によって、私達の生活インフラを支えるサービスの定型作業を省人化・省力化することで、サステナブルな社会やまちづくりを実現していきたいと考えています。
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