3Dプリンターがデータを元に自動制作するのに比べ、ペンタイプはユーザーが自分の手を使ってイメージを元に仕上げるというもの。そうした“手作業感”に加え、プリンターに比べると場所をとらないというのもメリットだろう。
だが、既存の3Dプリントペンはペンと呼ぶにはややごつい。もっとスマートでスタイリッシュなものをと開発されたのが、間もなくKickstarterに登場する「LIX」だ。一見、普通のボールペンに見間違えるほどで、メーカーは「世界最小」とうたう。
長さは16.4センチ、直径は最も太いところで1.4センチ。重さ約35グラム。ケーブルをペンに差し込み、もう片方をパソコンのUSBにつないで電源をとる。使用できる素材はPLAとABS樹脂製で、シャープペンシルに芯を入れるように素材をペン本体の中に入れ、一定の温度まで温めると後は描くだけ。
このペンを使えばユーザーのアイデアと“腕”次第でいろんなものが制作できる。従来タイプに比べ軽いので、繊細な部分も描くことができそうだ。
開発したイギリス拠点のスタートアップのサイトでは小売価格139.95ドルとなっているが、現在キャンペーンの準備をしているKickstarterではおトクな価格が設定される見込みなので、「欲しいかも」という人は早めにチェックしたらいいだろう。
LIX