台湾のスタートアップが開発した、モバイルバッテリーで暖かさをキープできるベスト「HOMI」。日本製のカーボンファイバーを採用し、熱伝導効率がいいことを売りにしている。
ボタンを押すだけ
HOMIはいくら着込んでも寒いというシーンや、屋外で活動することが多いという場合に活躍するベスト。モバイルバッテリーを電源に暖かくなり、さながら電動ホッカイロ付きのベストだ。外観は何の変哲もないベストだが、左右のポケットと背面にヒーティングパッドが埋め込まれている。左胸部分にあるボタンを押すとベストが熱を帯びて暖をとれるという仕組みだ。温度は42度と46度の2段階設定となっている。
熱伝導率が95%
ヒーティングパッドには日本製のカーボンファイバーを使用していて、開発元によると高品質のために熱伝導率が95%と高いのが売り。ボタンを押して15秒で温度が上がる。また、容量1万mAhのバッテリーの場合、42度設定で7時間暖かさをキープできる。ただし、バッテリーを温存できるよう、オンにして1時間たつと自動的にオフになるようになっている。
また、ベストの素材には3M社の「Thinsulate」という軽量で暖かい合成繊維を使っている。洗濯機洗いにも耐える。バッテリーとつなぐコネクター部分も防水規格IP68をクリアしている。
HOMIベストは現在Kickstarterで158ドル(約1万7000円)の出資で入手可能となっている。発送は11月が予定されていて今年の冬から活用できそうだ。カラー(黒、青)やサイズ(S、M、L、XL、XXL)は選べる。出資期限は9月17日。
HOMI Vest/Kickstarter