モバイル端末のように持ち歩けるプリンターが欲しい。そうしたニーズに応えるべく、イスラエルのメーカー「Zuta Labs」が超小型プリンター「Mini Mobile Robotic Printer」を開発した。
■A4サイズの印刷は1枚40秒
Roboticがどれくらい小型かというと、高さ10センチ、直径11.5センチで円筒に近い形をしていて、重さは300グラム。底をスライドさせるとインクジェット部分が現れる。
端末とはBluetoothで連携し、Android、iOS、Linux、OSX、Windowsで利用できる。そして、いざ使用するときには、まずプリンターを紙の上に置き、端末で用紙サイズを選択し、印刷開始をタップ(クリック)すると、Roboticが動き出す。
Roboticの底面にはミニ車輪がついているので、用紙のサイズに合わせて自動で動きながら印字していく仕組みだ。1分につき1.2枚印刷でき、A4サイズ1枚を印刷するのに平均40秒かかる。
■市販の黒色カートリッジ使用
印刷は黒色のみで、HP社のインクカートリッジを使用する。また、印刷解像度は現段階で96×192だが、商品出荷時までにはさらに高めるとしている。
作動時間はフル充電で1時間。出先でちょっとした書類をプリントするには十分だろう。使用後はUSBケーブルで充電できる。
現在、資金調達サイトKickstarterで展開しているキャンペーンでは200ドルで入手可能だ(米国外への発送はプラス20ドル)。資金調達に成功すれば9月から生産に入り、年明けの発送を計画している。
こんなの欲しかった!という人、ガジェット好きの人はサイトをチェックしてみてほしい。
Zuta Labs