App Annie Japan株式会社は、2020年上半期（1〜6月）のモバイル市場に関するレポートを発表した。このレポートは、アプリ市場データプラットフォーム「App Annie Intelligence」のデータに基づいたものとなっており、Webサイト経由でダウンロードできる。

モバイルアプリのダウンロード数や消費支出が増えている

2020年上半期における全世界のモバイルアプリダウンロード数は、iOSとGoogle Playの合計で640億ダウンロードを記録したとのこと。新型コロナウイルス感染拡大の第1波の時期でもあった4月には、月間ダウンロード数がピークに達し、2019年下半期の月平均から25％の増加となった。

アプリのカテゴリー別に見た場合、特にゲームアプリのダウンロード数が増えているという。日本国内では、「どうぶつの森」シリーズのアプリ版「どうぶつの森 ポケットキャンプ」が人気だったようだ。

そして、2020年上半期における全世界のモバイルアプリ消費支出に関して、iOSとGoogle Playの合計で500億ドル（約5.2兆円）という大きな金額が動く結果となった。5月には、月間消費支出額が過去最高を記録している。

モバイルアプリは、これまで以上に身近な存在へ

また、新型コロナウイルスの影響を受けて一日の可処分時間が増加したことに伴い、消費者がモバイルアプリに向き合う時間も増えたという。消費者にとって、モバイルアプリはこれまで以上に身近な存在となっている。

今回のレポートに関連して、「2020年上半期総括 モバイル市場へのコロナウイルスの影響と消費者行動変化」と題したウェビナーが開催される。日時は今月27日の14時〜15時で、参加費は無料。参加にあたっては、Webサイトにて必要事項の入力が必要となる。

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（文・早川あさひ）