暗号資産を安全に管理
最近では、交換業者が管理するサーバーへの不正アクセスにより、多額の暗号資産が盗まれる事件が相次いでいる。盗難を防ぐべく、ネットワークに接続されていないハードウェアウォレットを暗号資産の管理に使うユーザーもいるが、ウォレット管理用のパスワードが流出する危険性もある。そこで今回のMoriX Wallet Cardでは、指紋センサーと認証アルゴリズムをICカードに実装。カード上の指紋センサーに指を置くことで、厳格な本人確認を行える。また、指紋情報に関して、カード利用時に登録した後は改ざんできない仕組みが採用されている。
指紋データは暗号化の上でカード内に記録され、サーバー上で指紋情報をやり取りすることはない。MoriXはクレジットカードをはじめとした金融カード向けの指紋認証カードを開発しており、そのノウハウによって高いセキュリティを実現した。
RippleやERC20規格トークンへの対応も予定
1枚のカードの中には2つのウォレットが実装されており、それぞれ10種類の暗号資産を同時に管理できる。現時点で利用可能なのは、Bitcoin・Bitcoin Cash・Litecoin・Ethereum・Ethereum Classic・Dogecoin・DASHの合計7種類。今後は、RippleやERC20規格トークンへの対応も予定しているとのことだ。カード内には薄型の充電池を備え、USB経由の充電で2週間程度の利用が可能。カード上に表示したQRコードを用いて暗号資産を受け取る機能のほか、資産残高などの確認機能も備えている。
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(文・早川あさひ)