マスク着用をAIが判定
新型コロナウイルス感染拡大防止のためにマスク着用を義務付けている店舗やオフィス、図書館など公共施設は多い。しかし、厳格にチェックするためには店頭やエントランスに監視スタッフを配置する必要があるという課題を抱えている。こうした背景を受け同社は、ディープラーニング技術によるマスク着用判定AIを開発。店舗の入口やオフィスのエントランスなどにPC・Webカメラを設置することで、来訪者がマスクを着用しているかどうかをディープラーニング技術で判定し、マスクを着用してない人がいた場合には音声でメッセージを発するというシステムだ。
ブラウザにアクセスするだけ
同AIシステムはPCのWebブラウザでURLにアクセスするだけで動作する仕組み。プライバシーにも配慮しており、PC端末内でマスク着用判定を実施することで、外部ネットワークとの通信なしで判定するため安心して使用することができるだろう。現在無償で利用が可能だが、使用の際には、WebカメラにつながったPCが必要。対応Webブラウザは、Google Chrome、FireFox、Edgeとのこと。また、同社は、オンライン試験カンニング抑止AIの提供も行っており、今月頭には「ビジネス著作権検定」の在宅試験に、オンライン試験カンニング抑止AIを提供したことを発表。同技術は、インターネットを利用したオンライン試験の需要が急速に高まる背景を受け開発された技術で、ディープラーニング技術を活用しオンライン試験カンニング抑止するというもの。替え玉受験の防止や試験中の不正行為をチェックする際に活用できるという。
株式会社ユーザーローカル