そんななか、ヒトの感性を解析するパーソナルAI開発などを手掛けるSENSY株式会社と三菱商事株式会社がタッグを組んだ。
両社は、小売領域におけるAI活用を通して、小売業界の変革や社会課題の解決を共に実現していく。そのために、第三者割当増資によりSENSY株式を三菱商事が一部保有する資本業務提携を締結した。
「きもち」を可視化するAI
SENSYは、消費者の「感性」をAI(ディープラーニング)によって解明する技術の研究開発およびソリューション開発に注力してきた企業だ。同社が開発したパーソナル人工知能「SENSY」は、感性工学にもとづき一人ひとりの感性を個別に解析することができる。例えば、店舗に訪れた客の求める価値観や目的などをAIによって解析することが可能となる技術だ。
Techable(テッカブル)では、2019年に同社代表取締役CEOである渡辺祐樹氏にインタビューを行い、AIの本質や2045年に訪れると言われているAIが人間を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」についての見解、人間とAIの今後の関係性などについてまとめているので興味のある方はぜひ読んでみてほしい。
中長期的な協業関係へ
一方、三菱商事は小売業界に加え、食品流通における卸事業や小売事業などの各領域においてグループ企業や取引先を有し、国内屈指の知見やネットワークを保有している。今回の提携により、両社の強みを活かしたソリューションの共同開発や事業推進のためのプロジェクトチーム組成など中長期的な協業関係が構築されることとなるだろう。
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