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「avex EYE」運営再開! ニューノーマルのコワーキングスペースを目指す実証実験も

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新型コロナウイルス感染拡大に伴い、3月下旬より運営を一時停止していたエイベックス・ビジネス・ディベロップメントが運営するコワーキングスペース「avex EYE」が2020年8月13日より再開する。

同時に、ニューノーマル時代の安心・安全なコワーキングスペース作りを目指して、NTTコミュニケーションズ株式会社とともに実証実験を開始するとのこと。

運営再開と実証実験

「avex EYE」は、エイベックス社員や共創パートナー同士のコラボレーションによるシナジー創出とスタートアップやクリエイターの支援を目的に運営されていた共創スペースだ。

コロナ禍においても共創スペースのニーズは根強く、エイベックスは利用者が安心して利用できる環境づくりを模索してきた。そしてNTT Comの保有する、カメラ映像からリアルタイムに混雑状況を可視化する「COTOHA Takumi Eyes 混雑度可視化技術」を用いて感染症対策を強化しながら運営を再開し、その効果検証を行うことを決定。

2020年8月13日~2021年1月31日の期間、実証実験を実施する。

2パターンの混雑状況を可視化

同実験で活用する「COTOHA Takumi Eyes 混雑度可視化技術」は、NTT ComのAI映像解析ソリューション「COTOHA Takumi Eyes」の人物抽出技術をもとに機能拡張を行ったものだ。

同実験では、施設内に設置した複数台のネットワークカメラの映像をリアルタイムに解析し、2パターンの混雑状況を可視化していく。

まずひとつは、施設の入口付近に設置したカメラ映像から出入りの人数を測定した滞在人数の可視化。滞在人数が閾値を超えた場合は警告文の表示やアラート音で注意喚起し、入場制限などの措置を促すことができる。

もうひとつはエリア別混雑度の可視化。施設のエリアごとに設置したカメラの映像からエリア内の混雑状況を可視化し、利用者に向けて施設全体とエリアごとの混雑状況を表示する。利用者はこの情報をモニターで確認するか、事前にメールで受け取ることで施設の混雑状況を把握できるとのこと。

今後は、同技術の継続的な改善と同施設における新機能を開発していく見込み。例えば、サーマルカメラを活用した検温および施設内の発熱者の追跡、在室者マッチング、デジタル名刺交換などの仕組みを検討していくようだ。

このように両社は、安心、安全な場の提供に加えて共創コミュニケーションの強化にも尽力していく。

NTTコミュニケーションズ株式会社

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