オフにしているときは、スクリーンは完全にシースルーとなって存在感がなくなり、オンにすると映像が空間に浮かび上がるというマジックのようなテレビだ。
ガラス板に映像
Mi TV Lux Transparent Editionは、スクリーンの後ろにはパネルがあるという固定概念を覆す、最先端の技術が結集しているテレビだ。オフにしていると厚さ5.7ミリのスクリーンはただのガラス板のよう。しかし、自発光式で従来タイプと同じように映像が映し出される。しかも、コントラスト比は15万:1とかなり鮮やかな映像となり、Xiaomiは「前代未聞のビジュアル体験となる」とうたう。解像度は1920×1080ピクセル。DCI-P3のカバー率は93%、リフレッシュレートは120Hzだ。
その他スペックとしては、MediaTek 9650 カスタムメイドTVチップを搭載し、メモリは3GB、ストレージは32GB。Bluetooth 5をサポートし、HDMIやUSBなどのポートを備える。オーディオはColby ATMOS対応だ。
インテリアとしても
円形のベース部分は黒色で、こちらは存在が常にはっきりとしている。ただ、少なくともテレビ部分は不使用時に存在を完全に消すことができ、初めて目にする人はオフ時だとテレビと認識しないかもしれない。Xiaomiによると、テレビとして活用しないとき、風景画などを映し出して絵画のように使うことも可能という。
かなり斬新な透明テレビ、実は技術そのものはすでに確立されていて、Samsungなど他メーカーも手掛けている。ただ、量産するのはXiaomiが初めてとなる。
同社はMi TV Lux Transparent Edition を8月16日からホームマーケットの中国で販売する。価格は4万9999人民元(約77万円)。
Xiaomi