次世代型公共交通システムの実現へ向けた実証実験
羽田空港地域の実証実験では、同空港の第3ターミナルビルと跡地第1ゾーンを結ぶ公道の実環境下において、磁気マーカやITS無線路側機を用いた公共車両優先システム(PTPS)などを利用。すべての人に優しく快適な、運転自動化レベル4に相当する次世代型公共交通システムの実現を目指す。ジェイテクトは今回、日野ブルーリボンシティを実験車両として使用した。羽田空港ターミナルビルの仮設バス停を発着点に設定し、羽田イノベーションシティを経由する周回コースの公道区間にて自動運転走行を実施。実験期間中は、発進や最大時速60kmの走行に加え、正着制御による停車などの一連の走行パターンを繰り返し試したとのこと。
社会的課題の解決に貢献するジェイテクト
今回の実証実験では、テストコースなどにおける限られた条件での実験とは異なり、実交通環境下の走行データを多く取得することができたという。この実証実験で得られた成果に基づいて、ジェイテクトは技術のさらなるブラッシュアップを図る。そして、次世代型公共交通システムの実現へ寄与することで、高齢者や交通制約者のモビリティ確保といった社会的課題の解決に貢献していく。
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(文・早川あさひ)