同サービスは、コロナ禍において旅行などを自粛している人が自宅からでも観光気分を味わえるようにと始まったものだ。また、VR体験を通して大洲市の魅力を発信し、実際の旅の計画や宿の選定にも利用してもらいたいとのこと。
なお、まちを丸ごとVRで体験できるサービスは日本初。
歴史と文化をVRで巡る
伊予の小京都と言われる大洲城下町は、清流肱川を挟んで南北に広がる。そこには、木造で完全復元された大洲城や、明治時代の豪商・河内寅次郎の別邸であり国の重要文化財となっている臥龍山荘、少彦名神社や如法寺、おおず赤煉瓦館など趣深い建物が並ぶ。同サービスでは、これらの歴史ある建物をVRで巡ることが可能となる。
例えば、おおず赤煉瓦館を見てみると、中庭からの風景を360度自由に見渡せる。緑豊かな如法寺の参道から山門、本堂へ移動すると、厳かな雰囲気を感じることができた。ちなみに、手動でも周囲を見渡せるが、再生ボタンを押せば自動で風景が流れる仕組みだ。
潜入! 大洲城
同サービスの目玉とも言えるのが、3Dスキャンできる特殊なカメラで360°撮影した施設への没入感だろう。現在、大洲城下町、臥龍山荘、大洲城キャッスルステイにおいて、本当にそこで歩いているような体験ができる。木造天守で宿泊できる大洲城キャッスルステイは日本初の「城」に泊まれる宿泊体験を提供中。1617年の城主・加藤貞泰の入城シーンの再現のなかで、宿泊者は馬で入城する城主をサポートする影武者の役割を体験できたり、殿様御膳を堪能したりと、城主気分を味わえるプランだ。
今回は、大洲城キャッスルステイで泊まれる大洲城のなかを見てみた。少々急な階段を登ると、町や山々、空が一望できる部屋があり「昼は城下と山並み、肱川が一望できます。夜は月見体験として静かな夜をお愉しみいただけます」という説明も。
ほかにも、石垣をのぼってくる敵を攻撃するための仕掛け「石落し」の説明や大洲城築城のジオラマ、城の復元に関する資料などさまざまな情報を見ることができた。
同サービスはパソコンでの閲覧はもちろん、専用アプリをダウンロードすればスマートフォンでも閲覧可能。VRゴーグルを装着すると、よりリアルなまち歩きを体験できるとのこと。
「大洲城キャッスルステイに興味はあったが予算が合わなかった」「大洲のまちに行きたかったがコロナで行けなかった」「次の旅行先を探している」などという人は、この機会に自宅から大洲を体験してみてはどうだろうか。
PR TIMES