美術に関する知識を広げるきっかけにも
「美術検定」は、美術を通して豊かな人生を送る「成熟した美術鑑賞者」を応援する検定。2003年に「アートナビゲーター検定」として開催されて以来、のべ4万人が受験をしてきた。日本や海外で、美術館や展覧会をもっと楽しみたい方、教養として美術史の基礎を身に付けたい方、美術から得た感動を、人にも伝えたい方などを対象にしており、名作にまつわる基礎知識や、美術鑑賞の現場で求められる実践的な知識、他者をナビゲートする力など美術に関する総合的な知識が求められる検定となっている。今年は、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、オンライン試験として実施することを発表。受験者はインターネット環境のある自宅などからパソコン、タブレットで受験可能だが、スマートフォンでの受験は推奨されていないとのこと。
通年の開催も
4級、3級、2級は、誰でも受験することができ複数の受験もでき、1級は、美術検定(もしくは旧アートナビゲーター検定)2級取得者のみ受験可能。4級オンライン試験は通年開催。1級、2級、3級オンライン試験は11月7日と8日に実施される。受験料は、「4級」3970円、「3級」6110円、「2級」7950円、「1級」9990円(すべて税込)。出題範囲などはオフィシャルサイトで確認できる。オフィシャルサイトには、オンライン試験サンプルテストも公開されているので、受験前の腕試しに挑戦してみても良いかもしれない。ちなみに、美術検定協会のオフィシャルサイトでは、アートにまつわる様々な情報も発信。たとえば、「美術館コレクションレポート」では日本各地の美術館が紹介されており、画像とともに家にいながら美術館の様子を垣間見ることができる。また、アートナビゲーターがおすすめのアート系アプリも紹介。ポーランドの美術史家やアーティストらによって制作された「DailyArt」など、検定の勉強に役立ちそうなアプリも紹介されているのでオフィシャルサイトもチェックしてみては?
美術検定協会