栽培データをAIが学習
栽培に必要なセンサーを搭載し、データ分析を行うことで野菜の生育のサポートをしてくれるという「grow CONNECT」。日照センサー・外気温センサー・外湿度センサー・土壌温度センサー・土壌水分量センサー、そして超広角カメラを搭載したアグリセンサーだ。「grow CONNECT」を挿したプランターに野菜のタネを蒔き、アプリ上で野菜の種類とタネを蒔いた日を登録。すると「grow CONNECT」のセンサーがデータ測定を開始。タネが発芽するための積算温度を、土壌温度と外気温度のセンサーのデータや、その野菜のタネに必要な積算温度や在住地域の位置情報をもとに、AIが自動計算し、アプリに送信。「○日後に芽が出そうです」といった通知が、スマートフォン上に届く仕組みだ。
アドバイスの機能も
発芽後は、アプリには水やりのタイミングはもちろん、収穫のタイミングなど、栽培の状況に合わせた通知が届き、栽培に必要な情報をタイムリーに受け取ることが可能だ。さらに、月額制会員サービスに登録すると野菜栽培の専門家によるアドバイスを受けることができるコンテンツも利用できるようになる点も大きな特徴。なかなか実がつかない。水やりはきちんとやっているのに、葉が枯れてきてしまった、というような野菜の生育具合に不安があるときに、データをもとにした的確なアドバイスを専門家から得ることができるという。
家庭菜園といえば、名古屋の企業、株式会社ミライ菜園も、ベランダ菜園での病害虫診断アプリ「SCIBAI-サイバイ-」を開発したことを発表。スマートフォンで病害虫の被害部分を撮影すると、AIが自動診断して画面に病名を表示し症状や対策も教えてくれるというもの。さらに、SNSを通じてアドバイスを受けられる仕組みなども搭載しており、家庭菜園の初心者をサポートするサービスになっている。こちらもあわせて注目したい。
Makuake