実証実験の概要
今回の実証実験は、今月6日の午前10時30分~午後1時に実施された。実験の場所は神戸市灘区の六甲山エリアで、同エリアにおける鉢巻展望台から六甲山記念碑台までの区間をドローンが飛行。飲食物や医薬品などの運搬を行った。
実験においては、SkyDriveが運搬用ドローンの提供と現地でのオペレーションを担当。そして、セイノーHDが配送物の温度管理などを担った。トルビズオンは、プロジェクトのマネジメントや、飛行ルートの地権者調整を行ったとのこと。
さらに、株式会社阪急阪神百貨店の事業所である神戸阪急が、運搬用の飲食物を提供した。また、医薬品の提供は成ワ薬品株式会社によるものとなっている。
山間部における課題を解決
オンラインショッピングの発展に伴って物流網も進化を続けており、多くの場所で荷物がタイムリーに届くようになった。しかし、場所によっては地形などが原因で、輸送コストが高くなったり輸送に時間がかかってしまったりする。
六甲山エリアでも同様の課題が存在しており、その課題解決に貢献すべく今回の実験が行われた。SkyDriveは今後、神戸市や各企業と連携しながら、山間部の居住者が生活用品を手軽に受け取れる配送サービスの実用化を目指していく。
PR TIMES
(文・早川あさひ)