昨今の新型コロナウイルスの影響により、新たな価値を見出す必要に迫られているホテル業界にとって、心強いサービスとなりそうだ。
通常より20%以上OFF!
「Monthly Hotel」では、2週間~6カ月の長期滞在ができる宿泊施設を紹介する。最大の魅力は、1泊あたりの宿泊料金が平均客室単価(ADR)の最安値より20%以上割り引かれて設定されていることだ。さらに、GOTOキャンペーンも併用利用できるように現在申請中。これは、利用者の長期滞在へのハードルを下げるとともに、施設側の安定した運営の一助となり得るだろう。9月中にサービス開始予定だが、現在すでに参画のお申し込みをした施設は当初の目標数を上回っているとのこと。
今後は、観光客減少に悩む自治体との連携やインバウンド向けの英語、中国語(繁体・簡体)表示、海外で主流の決済方法なども順次取り入れていくようだ。
両社の強みを集結!
同サービスの実現はメトロエンジンとBEENOS両社の強みをかけ合わせた結果だといえる。メトロエンジンは、AIを活用したダイナミックプライシングを強みとしており、現在は50を超える国内有数のホテルチェーンのほかレンタカー業界や高速バス業界などにもレベニューマネジメントツール「メトロエンジン」を提供中だ。このたびの宿泊料金設定には同社の知見やノウハウが活かされている。
一方BEENOSは、日本と海外を双方向に繋ぐグローバルなビジネス展開を強みとする企業だ。越境EC関連サービス「転送コム」と「Buyee」においては、2,000以上の国内ECサイトの海外販売をサポートし、グローバルな商取引の障壁となる「言語」「決済」「物流」の問題解決やマーケティング、カスタマーサポートなども提供している。同社の培ったノウハウはインバウンド獲得の大きな鍵となるだろう。
このような宿泊施設での長期滞在は、徐々に広がってきている。先日Techable(テッカブル)でも取り上げた宿泊者の予算に合わせた長期滞在予約ができる「Ellcano」もそうだが、最近では、長期滞在するときにネックとなる宿泊料金に手を加えたサービスの登場が印象的だ。
リモートワークの推奨などでワーケーションが注目される今、こういったサービスは成長していくのではないかと期待している。
PR TIMES