同プログラムを利用したサービスが実用化されれば、akippa株式会社がこれまで現地で探していた駐車場用スペースを、衛星データから確認できるようになる。
akippaの運営における課題が、プログラム開発のきっかけに
akippa株式会社が手がける「akippa」は、全国の空いている駐車場を一時利用できるシェアリングサービスだ。今年7月時点で、累計3万7,000拠点の駐車場が登録されている。同サービスの運営においては、新しい駐車場用スペースの開拓にあたって現地を訪れるため、開拓に時間を要するという課題があった。そこでakippa株式会社は、新たなスペースを効率的に探すための手法として、衛星データやAI画像認証を用いたスペース自動検出プログラムを開発している。
福岡・札幌で実証実験を行い、精度を確認
スペース自動検出プログラムの初期モデルには、株式会社Ridge-iによる機械学習・ディープラーニングの技術が活用されている。そして、衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」を手がけるさくらインターネット株式会社が、開発プロジェクトの企画や衛星データの提供を担当した。昨年10月~今年2月に福岡・札幌で実証実験を行い、約75%の精度が確認されたとのこと。今後の実用化に向けて、3社は共同で取り組みを続けていく。
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(文・早川あさひ)